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◆ 高齢者講習の予約、なぜこんなに大変なのか?
70歳以上の運転免許更新に必要な「高齢者講習」。
ところが、いざ予約しようとすると「全然電話がつながらない」「空きがまったくない」といった声が多数寄せられています。
講習自体は義務ですが、予約が取れなければ免許の更新もできません。
免許を失効させてしまわないためにも、「予約が取れないとき」の具体的な対処法を知っておくことが非常に重要です。
◆ よくあるトラブル:予約ができない4大原因
◎ ① 電話がずっと話し中でつながらない
高齢者講習の予約は、ほとんどの自動車学校で「電話予約のみ」という対応が多いため、受付時間帯には電話が集中してしまいます。
特に通知ハガキが一斉に届くタイミング(更新の約6ヶ月前)には、回線が混雑してつながりにくくなるのです。
◎ ② 空き枠がすぐに埋まってしまう
地域によっては、講習を実施している自動車学校の数が限られており、1日に受けられる人数もわずかです。
特に75歳以上の「認知機能検査+講習」コースは時間が長く、枠が少ない傾向があります。
◎ ③ 通知ハガキが来てすぐ動かなかった
講習通知のハガキが届いても、すぐに予約せずに放置してしまうと、希望の日時はすでに埋まってしまっていることも。
「後でかけよう」と思っていたら1週間以上予約待ち、ということも珍しくありません。
◎ ④ 窓口が平日の昼間しか対応していない
平日の9時〜17時など、限られた時間しか電話受付を行っていない施設も多いため、日中に電話をかけられない方にとっては大きなハードルです。
◆ 予約ができないとどうなる?免許の失効リスク
予約が取れないまま放置してしまうと、免許の更新期限が過ぎて「失効」してしまう恐れがあります。
◎ 更新期限を過ぎた場合の影響
・6ヶ月以内であれば再取得可能だが、手続きが非常に煩雑
・半年以上経過すると、一から免許を取り直す必要あり(学科・技能試験)
・75歳以上の場合、再取得は現実的に困難
つまり、「講習が予約できない」というトラブルが命取りになるケースもあるのです。
◆ 対処法①:つながりやすい時間帯を狙う
電話がつながりにくい場合でも、時間帯によっては比較的つながりやすいことがあります。
◎ 比較的つながりやすい時間帯
・午前の受付開始直後(9:00〜9:30)
・お昼前の11:30〜12:00ごろ
・午後の受付終了間際(16:30前後)
また、月曜日や連休明けは混雑しやすいので、火曜〜木曜の平日を狙うのもポイントです。
◆ 対処法②:複数の自動車学校に問い合わせてみる
多くの人は「通知ハガキに書かれている学校にしか申し込めない」と思い込んでいますが、実は、都道府県内の他の指定教習所でも講習を受けられる場合があります(※地域による)。
◎ 他の施設に電話してみる
「〇〇市 高齢者講習 空き状況」などで検索すると、複数の施設の電話番号が見つかります。
実は隣町の教習所の方が空きが多く、すぐに予約できるケースもあります。
◆ 対処法③:家族や知人に代わりに電話してもらう
高齢者ご本人が何度も電話をかけるのは大きな負担です。
家族や近所の人にお願いして、代わりに電話してもらうだけでスムーズに進むこともあります。
また、複数人で同時にかけるとつながる確率も上がります。
◆ 対処法④:講習センターに直接出向く
一部の施設では、「直接来所すれば予約できる」こともあります。
電話では埒が明かないと感じたら、思い切って窓口に出向いてみるのも手です。
もちろん対応可能な時間帯を事前に確認する必要はありますが、早朝に行けばその日のキャンセル待ちで受けられることも。
◆ 裏ワザ:キャンセル待ちを狙え!
直前キャンセルが発生することも多く、こまめに電話をかけ直すことで空き枠を取れる可能性があります。
◎ キャンセル待ちのコツ
・朝イチ(8:50〜9:10)に電話すると「本日空き」が出る可能性
・前日夕方にキャンセルが出ることもあるので、前日16時〜17時にも要チェック
・「キャンセルが出たら連絡してほしい」と伝えておくと、優先して連絡をもらえるケースも
◆ それでも予約が取れない場合の最終手段
どうしても予約ができないまま期限が迫っている場合、以下のような対応が可能なケースもあります。
・地元の免許センターや警察署に相談し、「特例措置」や「延長措置」を確認
・ハガキの再発行、または事情説明による別日程案内
・通院や身体的事情がある場合、医師の診断書で配慮されることも
諦める前に、一度自治体の窓口に事情を説明するのがポイントです。
◆ 家族や支援者ができること
高齢者ご本人が講習の予約で困っている場合、家族や支援者がサポートできる場面はたくさんあります。
・情報収集(電話番号、空き状況、対象施設など)
・電話予約の代行
・講習日の付き添いと送迎
・キャンセル待ちの問い合わせ代行
・免許更新期限のスケジュール管理
◆ まとめ:予約できないときは“早めの行動”と“情報戦”がカギ
・予約ができない原因は「混雑」「情報不足」「行動の遅れ」
・つながりやすい時間や施設を見極めることが重要
・複数施設への問い合わせやキャンセル待ちも活用
・家族や支援者の協力が予約成功のカギ
・万が一に備えて、行政に相談する手段も知っておこう
高齢者講習の予約が取れずに慌てないよう、早めの行動と柔軟な対応で乗り切りましょう。