東京や大阪といった大都市では、道路の渋滞はごくあたりまえのこと。いちいち驚いてはいられない。それに、地方都市でも、通勤ラッシュ時にはあちこちで渋滞が見られる。
原因は自動車が多すぎることが第一で、それに道路の構造や信号制御のまずさなどが加わっている。
渋滞を見つけたらハザードランプを点灯
渋滞に巻き込まれるのはし方ないとしても、走行時の安全は確保したい。その第一のポイントは渋滞に入る手前での処置。特にスピードが出る自動車専用道路では、追突しない、追突されないための工夫が必要だ。まず、追突しないためには、ともかく前方をしっかり見て、車間距離を十分にとること。これしかない。調子に乗ってスピードを出していると、雨の日などにはクルマがスリップし、追突してしまう。
前方にストップランプの点灯を見つけたら、すかさずブレーキをかけるぐらいの気持ちでいるべきだ。
追突されるのを防止するには、前方に渋滞を認めた時点で、ハザードランプを点灯させること。ハザードランプは四つのウインカーが同時に点滅するため、遠方からでも確認しやすい。
また、リアウインドー内などに取り付けるハイマウントストップランプを装着しておくのも、追突防止には効果が高い。
AT車はバッテリーを保護する対策をにがけよう
渋滞に入ってしまったら、再び追突に注意。ノロノロ運転だから、クルマ同士がぶつかっても大きな事故にはならないが、たとえ小さなものでも、事故を起こしたのではバカらしい。前車との車間距離を不用意に詰めるのだけはやめたほうがいい。特にAT車の場合は、クリープ現象、つまりアクセルを踏まなくてもノロノロと走ることになるが、渋滞が長く続くと、ついブレーキを踏む力が弱くなって、意識しないうちに動いていたということにもなりかねない。
停止している時間が長いようなら、セレクトレバーをNにして、パーキングブレーキを引いておくのがよい。Dレンジのままだとエンジン回転が低く抑えられるので、オルターネーター(発電機)の発電量が不足し、バッテリー上がりを起こす可能性がある。
もし雨天時にライト、エアコン、熱線、デフォッガー、オーディオなどをつけている場合は、それらを小まめに消して、Nレンジにして空吹かしし、充電を促したいところだ。
なお、MT車はこれといったうまい走り方がないが、急発進、急停車を繰り返さず、半クラッチを使い一定速を保って走るようにすると、疲れが少ない。
勾配などの道の状態によって、1速と2速をうまく使い分けるのもMT車の走り方のコツだ。