カーブの多い道は、単に左右に曲がりくねっているだけでなく、上下の変化もかなりあるのが普通。日本は山地が多いので、これはし方のないことだ。
ところが、実際にこの曲がり道を走ってみると、平地で左右にうねっている道よりも、これに上下の変化がついていたほうがはるかにおもしろい。左右、上下の変化が複雑にからみ合ってはじめて変化のあるスポーティー走行が楽しめるわけだ。
ATはOD(オーバードライブ)オフ、パワーモードで
アップダウンの繰り返す道にさしかかったとき、まず行いたいのがギアのダウン。MT車では1段低いギアに落とし、AT車ではOD(オーバードライブ)をオフにする。これで、3速までしかシフトアップしなくなる。パワーとエコノミーの二つの走行モードを持つ電子制御ATでは、パワーモドに切り替えれば、より大きな駆動力が得られる。
アクセル開度は大きめ。スピードを落としたいときにはアクセルを戻すだけでいいから、ここは少々大胆に踏み込んで坂道を駆け上がる快感を味わうのもいいだろう。
荷重が後輪に移っているので、特にFF車はハンドルが利きにくいことがある。一気に大きく切らずに、スムーズ操作を心がけたい。
下りはエンジンブレーキをフルに活用する
上りがあれば下りがある。下りになったら、ひとまずブレーキを踏んでみてききをチェック。これは、どれくらい踏めばいいのかをフィーリングチェックする。と同時に、フェード(ブレーキの過熱による制動力の低下)を起こしてききにくくなっていないかを見るためだ。ギアは、その坂を上るときに使用するギアより1段高いギアがいいだろう。もちろんエンジンブレーキを活用するためで、スピードが出るにまかせて、それをフットブレーキだけで抑えていると、ついには過熱してまったくブレーキがきかないというケースも起こりうる。
AT車では、緩い下り坂ならDレンジのままでもいいが、下りが連続する場合や坂が急なところでは、2レンジにシフトダウンするべきだ。他の場所ではDレンジに入れたままでどこでも走れるAT車だが、下り坂だけはマニュアル操作によってエンジンブレーキを利用することを習慣づけてもらいたい。
