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Google Driveのセキュリティを強化する7つの方法|共有設定・アクセス制限ガイド

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1. はじめに:クラウド利用時代のセキュリティ意識

Google Driveは多くの人にとって「データの倉庫」であり、日々の仕事やプライベートに欠かせない存在です。写真、仕事の資料、契約書類など、大切な情報を預けるからこそ、「セキュリティは大丈夫なのか?」という不安を感じる人も少なくありません。

この記事では、Google Driveをより安全に使うための具体的な方法を7つのポイントに分けて紹介します。個人利用からビジネスユースまで対応できる、実用性の高いセキュリティ強化ガイドです。


2. Google Driveのセキュリティはそもそも安全か?

Google Driveは世界中で数億人が利用する信頼性の高いサービスであり、以下のような仕組みでデータを保護しています:

ただし、これは「Google側のセキュリティ」。ユーザー側の操作や設定ミスによって情報漏洩するケースもあり、**セキュリティは“使い方次第”**という一面もあるのです。


3. セキュリティを強化する7つの実践方法

① アカウントのパスワードを強固にする

セキュリティの第一歩はGoogleアカウント自体の保護です。推測されにくいパスワードを設定し、他のサービスと使い回さないことが基本です。

Googleアカウントが乗っ取られれば、DriveだけでなくGmailやフォトなどすべてにアクセスされてしまうため注意が必要です。

② 2段階認証プロセスを有効化する

ログイン時にスマホや認証アプリで本人確認を行う「2段階認証」は、万が一パスワードが漏れた場合でも被害を防げる最重要設定です。

Googleのセキュリティ設定ページからいつでもオンにできます。

③ 共有設定を最小限にする

ファイルを共有するときは、相手のアクセス範囲を慎重にコントロールしましょう。

企業や学校での情報漏洩は、この「共有設定の甘さ」が原因になっていることが非常に多いです。

④ 不要な共有リンクを削除・制限する

共有したファイルやフォルダは、不要になったら速やかに共有を解除しましょう。

一度でも共有したリンクは、第三者に転送されるリスクがあります。短期間の共有なら、有効期限を設定するのが理想的です(Google Workspace限定機能)。

⑤ 重要なファイルにはダウンロード制限をかける

資料のコピーや印刷を制限したい場合は、以下の設定が効果的です:

これにより、共有先のユーザーがデータを外部に持ち出せないように制限できます(完全な防止ではないが有効な対策です)。

⑥ アクティビティ履歴を定期的に確認する

誰が、いつ、どのファイルにアクセスしたかを確認することで、異常な操作に気づけます。

不審なアクセスがあった場合は、すぐにパスワード変更と2段階認証を確認しましょう。

⑦ ゴミ箱や古い共有フォルダも整理する

削除されたファイルはゴミ箱に残っており、完全には消えていません。また、昔共有したフォルダが放置されているケースもあります。


4. ビジネス・チーム利用時の追加対策

企業や団体でGoogle Driveを利用する場合、個人利用よりさらに厳格な管理が求められます。以下の施策を導入すると安全性が格段に上がります:

さらに、退職者や関係終了ユーザーのアクセス権限を即座に削除する体制も重要です。


5. よくある不安とその答え(FAQ)

Q1. Google Driveに保存したデータは誰かに見られますか?

基本的に、あなただけがログインした状態で見られる設定になっています。共有を行わない限り、他人に中身が見られることはありません。

Q2. クラウドに保存するのは不安です。安全ですか?

Googleのセキュリティ技術は業界でも最先端で、暗号化と多重保護が施されています。ただし、ユーザー側の設定ミスやパスワードの甘さが原因で情報が漏れるケースはあるため、基本の対策が大切です。

Q3. ウイルスやマルウェアに感染することはありますか?

Google Drive自体がウイルスに感染することはほぼありませんが、アップロードしたファイルにマルウェアが含まれている場合、他ユーザーがダウンロードした際に感染する可能性はゼロではありません。ウイルススキャンとファイルの出どころ確認を習慣にしましょう。


6. まとめ:使い方ひとつでDriveの安全性は変わる

Google Driveは強固なセキュリティ機能を備えたクラウドサービスですが、それだけに頼るのではなく、ユーザー自身が正しく使うことが何より重要です。

パスワード、2段階認証、共有の制限、履歴のチェック──どれも特別な知識はいりません。手順を知っていれば、誰でもすぐに実践できるレベルです。

自分だけで使うときも、誰かと共有するときも、「ちょっとした工夫と確認」で大きなリスクを避けることができます。便利さと安全性のバランスを保ちながら、クラウドの恩恵を最大限に活かしていきましょう。

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