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Google Driveをビジネスで使うなら?法人向けの設定・管理・活用法ガイド

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はじめに

クラウドストレージが企業業務の基盤になる時代。中でもGoogle Driveは、手軽に導入できてコストも低く、多くの企業やチームで活用されています。しかし、個人利用とは違い、法人で使う場合は「情報漏洩のリスク」や「権限管理」「コンプライアンス対応」など、考慮すべき点が増えます。

この記事では、Google Driveを法人で活用する際に必要な設定や注意点、導入方法、セキュリティ対策、効率的な使い方まで、実務に役立つ観点から解説します。


1. 法人利用におけるGoogle Driveのメリット

特に少人数のチームやスタートアップには、低予算で高機能な選択肢となります。


2. Google WorkspaceとDriveの関係

Google Workspaceは、Google Driveを中核とした法人向けの統合サービスです。Drive単体での法人運用は限界があるため、以下のような追加機能が使えるWorkspaceの利用が実質的な前提になります。

機能Google Drive(無料)Google Workspace
容量15GB(共有)30GB〜5TB/ユーザー(プランによる)
共有ドライブ×
管理者コンソール×
ドメイン設定(@会社名.com)×
セキュリティ設定(2段階認証の強制など)×

Workspaceでは部署ごとにアカウントを分け、権限設定や共有ドライブの運用ができるため、個人用Driveとは異なる柔軟な使い方が可能になります。


3. 権限管理の基本とベストプラクティス

企業でDriveを使う上で最も重要なのが「誰が・どこまで」操作できるかの管理です。

このように設定することで、ファイルの誤送信や情報漏洩のリスクを最小限に抑えることができます。


4. セキュリティ対策とコンプライアンス

法人利用ではセキュリティポリシーの整備が欠かせません。Google Workspaceには、以下のようなセキュリティ対策が備わっています。

これらの機能を適切に活用すれば、ISMSやプライバシーマークといった外部認証の取得にも対応しやすくなります。


5. 効率的な使い方と社内展開の工夫

このように社内の共通ルールやナレッジを整備することで、Driveが単なる保管庫ではなく「業務基盤」として機能します。


6. 導入・移行時の注意点

移行プロジェクトには、IT部門だけでなく、各部門の代表者も巻き込むことでスムーズに進みます。


まとめ

Google Driveは、法人利用でも十分に対応可能なクラウドストレージサービスです。無料プランでは限界がありますが、Google Workspaceを活用すれば、権限管理、セキュリティ、共有ドライブなど、ビジネス向けの機能を網羅できます。

特に少人数チームやスタートアップ、中小企業にとっては、コストパフォーマンスと機能性の両立ができる選択肢です。導入時のルール設計と教育をしっかり行えば、社内の情報共有と業務効率が大きく向上します。

業務環境をクラウド中心に移行するなら、まずはGoogle Driveの法人利用から始めるのが現実的な一歩です。

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