ねんきんネットのアクセスキーとは
ねんきんネットに登録する際には、アクセスキーというものが必要になります。これは、ねんきんネットにおいてユーザIDを取得する時に使用する番号です。数字は17桁で、毎年誕生月に送付されてくる「ねんきん定期便」に記載されています。アクセスキーを持っていると、ねんきんネットのユーザIDを申し込みする際に、スムーズに手続きを行うことができます。ただ、アクセスキーには3カ月という有効期限もあるのでその点に注意しましょう。
アクセスキーを持っていない場合、もしくは有効期限が切れてしまっている場合は、年金事務所の窓口にて発行することができますので、必要な方は近くの年金事務所に足を運びましょう。
ただ、アクセスキーを持っていない、もしくは失効してしまっている場合でも、ねんきんネットの「ご利用登録(アクセスキーをお持ちでない方)」のページからユーザIDの申し込みはできます。この場合、ユーザIDは5日程度で後日郵送されてきます。
年金ネットの登録方法
ねんきんネットへの登録方法を説明します。①まずは日本年金機構のホームページから、「新規登録」の画面に移行します。
②申請用のトップページの中に、「ご利用登録(アクセスキーをお持ちの方)」「ご利用登録(アクセスキーをお持ちでない方)」というボタンがあるので、申請者のアクセスキーの有無にしたがってボタンを選択します。
③規約画面が表示されるので、一読してから「同意する」のボタンを押します。
④申請者の基礎年金番号、氏名、生年月日、ログイン用のパスワードや秘密の質問と答えを記入します。アクセスキーの有無によって入力する事項に違いが出るのはアクセスキーの入力のみになります。
⑤入力内容の確認画面が表示されますので、誤りや修正等がなければ次に進みます。
⑥申し込みが完了すると、アクセスキーを持っている方は登録したメールアドレスにユーザIDを確認するURLが届きますので、そちらからユーザIDを確認できます。アクセスキーを持っていない方は、後日、5日程度でユーザIDが郵送されることになります。これで登録は完了です。
ねんきんネットで年金見込額は調べられる?
ねんきんネットでは、利用者が将来的に受け取ることになると想定される年金の見込額を計算することができます。試算の方法はホームページ上に3つ用意されています。「かんたん試算」「質問形式で試算」「詳細な条件で試算」の3つです。順に見ていきます。「かんたん試算」では、利用者が現在と同じ条件で60歳まで年期制度を利用し続けると仮定した場合の試算です。一定のペースで加算される額を計算するだけですので、文字通り簡単に見込額を計算することができます。
「質問形式で計算」は、今後働き方などに変更があると予想される場合などに有効な試算方法です。今後の職業や予定収入などを入力することで見込額を計算します。職業は変えるものの、安定して年金を払っていくという方に最適な方法です。今後の職業は、10回まで入力可能です。
「詳細な条件で試算」は上の2つより、より詳しく見込額を試算することができます。具体的には、今後の職業、受給開始年齢、追納・後納情報の設定などを入力した上で計算を開始します。受給開始年齢や追納などの情報をかなり詳細に設定することで、詳しい見込額の計算をすることができます。さらに、試算結果は5件まで保存することが可能ですので、条件を変えて比較検討することもできます。
ねんきんネットにアプリはある?
ねんきんネット専用のアプリは、残念ながら今のところはありません。ですが、スマートフォン用のサイトとパソコン用のサイトの両方があります。それぞれ使う機器によってブックマークに保存したり、ホーム画面にページを保存しておくことでスムーズに利用することはできます。また、ねんきんネットのアプリではありませんが、厚生労働省年金局が管轄するアプリで、「ねんきん情報アプリ!」というものはあります。こちらは、ねんきんネットのように自分の年金記録や見込額を調べるといったことはできませんが、年期制度自体の仕組みを知ることにはおおいに参考になるアプリです。
たとえば、ねんきん情報アプリ! では、国民年金の仕組みや、保険料の支払い方法、保険料を払えないときの対処法、年金に関する相談窓口の情報などが盛り込まれています。
ねんきん情報アプリ! で年金制度自体の仕組みなどを知り、ねんきんネットで自分自身の年金の状況や将来のことを確認するといったように、目的に応じてそれぞれのアイテムを使い分けるようにしましょう。