大学偏差値というのは、それに見合う大学に入学する受験生の学力を統計学的に提示した基準点と言えるものです。
たとえば河合塾など大手予備校が公開しています。
河合塾といった模試の成果をもとに統計処理してはじき出します。
そのやり方は、成績の分布が正規分布にしたがっていると想定して、平均値を50としまして、標準偏差を10にした状況での結果となってきます。
そういうわけで偏差値50で中間の結果、偏差値60と言うのは上位ランク16%に入り込む学力グループになります。
偏差値70ではトップランクたった2%だけです。
東大や医学部の偏差値は70以上というのが一般的ですから、東大や医学部に入学することを考えれば上位の方2%の学力を持っていることが不可欠です。
大学偏差値と言いますとマイナスの印象が強いですけれども、統計そのものはほんとに利用しやすいですね。
ご自身の学力ではどの大学なら受かりそうかという事を、客観的な数値に替えて案内してもらえます。
偏差値という名の単語が単独に推移して、あたかもアナタの真の力を決定付けるものさしとして使用されているので、何かあるたびに否定的な印象に陥ってしまうことになっているのかもしれません。
偏差値が高いからスゴイということではなく、ただ単に受験勉強の優秀さとでもいうべき指針をあらわす数値としては、これほどまでに分かりやすいものは無いというぐらいのかなと言えるのではないでしょうか。
大学偏差値 ランキングは毎年発表されています。
河合塾の2018年のランキングを紹介します。
国公立大/私立大(センター利用方式)、私立大(一般方式)に分かれていて、国公立大/私立大(センター利用方式)のボーダーラインは、センター・リサーチ ボーダーライン一覧で確認することができます。
私立大(一般方式)は文・人文学系 / 社会・国際学系 / 法・政治学系 / 経済・経営・商学系/理学系 / 工学系 / 農学系 / 医・歯・薬・保健学系/生活科学系 / 芸術・スポーツ科学系 / 総合・環境・情報・人間学系に分けてみることができます。
このランキングのボーダーラインとは、河合塾が予想する合否の可能性が50%に分かれるラインを意味しています。
ボーダーラインには、センター試験で必要な難易度を示すボーダー得点(率)と、国公立大の個別学力検査(2次試験)や私立大の一般方式の難易度を示すボーダー偏差値があります。
詳しくは河合塾の入試難易予想ランキング表をご覧ください。