
「高速道路 急がなくても早い道」という標語がかつてあったが、そのとおり、高速道路は信号も踏み切りもなく、無謀な運転さえしなければ、目的地に早く安全に着くことができる。
とはいえ、高速道路は一般道と大きく異なる点がいくつかあるし、高速走行時ならではの運転法もある。それさえ知っておけば、初心者でもすぐにスイスイと運転できるのだ。
じょうずな本線進入は早めの加速がポイント
高速道路を走る際に、もっとも気を遣うのが料金所でチケットを受け取った後に待ち受けている、本線への進入。またはETCでドキドキするかもしれない。初めて高速走行をする人は、本線上は100km/hのスピードでクルマが走っていることに気後れして、一気に流入するのに不安をおぼえる。確かに100km/hのスピードはかなりのものだが、現在の普通の乗用車なら停車時から100km/hまでの数秒もあれば楽に到達する。運転ミスさえしなければ、すぐに本線上のクルマと並ぶことができるのだ。
スムーズに流入するためにたいせつなのは、早めの加速。進入路が本線と並行になる手前になったら、すぐにフル加速。できるだけ早く本線上のクルマより少し高い速度まで加速し、そこから少し減速しながら本線上が安全なことを確認して、車線変更の要領で進入する。これがいち ばん安全な方法である。
その反対にゆっくり加速すると、加速レーンが終わるころになってやっと100km/h。本線上に並走するクルマがいたら本線上に移れず、加速レーンの終わりの部分で急ブレーキをかけるハメにもなりかねない。
思いきり加速し、余裕を持って本線に移るのが、安全なやり方だ。
まず高速走行に体を慣らすようにしよう
本線上に入ったら、最初の30分ぐらいはスピードを控えめにして走行。これは目と体を高速走行に慣れさせるためのウォーミングアップだ。いきなり飛ばすと、目と体が対応できず、疲労を大きくしてしまう。体が高速走行に順応した後も、車線をキッチリ守って、できるだけ一定速度で走行するのが、ムダな労力を使わずに走るコツ。
とかく初心者は高速道路だからとスピードを出したがるが、むやみにスピードを上げると同乗者に不安を与えるほか、燃費を悪くし、走行音も増し、体が疲労するなど、よい結果はもたらさない。80~100km/hを守って走れば疲労は少なく、燃費も良好になる。
なお、インターチェンジが近づいてきたら、本線上に進入してくるクルマに注意。できれば早めにレーンを右に移し、進入車がスムーズに入れるように配慮すべきだ。

