
曲がり道、別名ワインディングロードは、腕自慢のドライバーが好む道だが、一般のドライバーでも、走ることの楽しさが味わえる。たまの休日にクルマを持ち込んで走ってみればストレス解消にもなるし、同時にドライビングテクニックを磨くこともできる。
ワインディングロード でのタブーとは
ワインディングロードをスポーティーに走るのは危険が伴う、という人も多いが、ルールさえ守れば安全走行ができるものだ。そのルールとは、とにかく自分でクルマを管理できるスピードで走ること。曲がりくねった道にさしかかると、突然スピードを上げてタイヤを鳴らしてドリフトしながら走る人もいるが、無謀は禁物。ドライバーひとりひとりの技術は異なるのだから、自分のテクニックをよくわきまえて走る。これが第一のポイントだ。
2番目は、対向車線には絶対にはみ出さないこと。特にカーブの先が見通せないブラインドコーナーでは、センターラインの反対側はガケと思い込むぐらいのレーン厳守が必要だ。
3番目は、同じ方向に走るクルマを後ろからあおったり、後続車がいるのに逆に急ブレーキをかけたりしないこと。ワインディングロードといえども、一般の道なのだから、生活のために利用しているクルマも多い。スポーティーに走るためだけの道と早合点してはいけない。
以上の3点は、ワインディングロードを走るうえでの三原則で、必ず守りたい。これでは制限が厳しすぎておもしろくないという人もいるかもしれないが、こうした制約を踏まえたうえで、いかにスポ ーティーな走りをするかが腕の見せどころ。適度な制約があったほうかテクニックの真価を発揮しやすいということもあるのだ。
コーナリングのための二つのキーポイント
ワインディングロードを安全に速く走るための走法として、「アウト・イン・アウト」という、走行車線内でも効果的な位置をとる方法と、「スローイン・ファストアウト」というスピードコントロールの方法がある。アウト・イン・アウトとは、コーナー進入時には道路のカーブの外側寄り(アウト)を、コーナー中央では内側寄り(イン)を、出口付近では再び外側寄り(アウト)を走るというテクニックだ。こうすることによって、クルマの走行軌跡がコーナーの曲がりより緩やかにとれ、楽に走り抜けられる。実際、多くのドライバーはアウト・イン・アウトに近いラインで走っていることが多い。スポーティー走行では、それを意識的に徹底してやるだけのことである。
スローイン・ファストアウトは、コーナー進入(イン)に際しては十分にスピードを落としておき (スロー)、脱出時(アウト)にはすばやく加速する(ファスト)走法。
オーバースピードで入って、慌ててブレーキを踏むと、スリップの危険が増すし、コーナーを曲がってからアクセルを踏むタイミングが遅れるため、決して速くは走れない。
以上の二つのポイントを踏まえて走ると、走りにメリハリがつき、スポーティーな走りが可能になる。試してもらいたい。

